業務提携を考える
会社という漢字は人と人がお互いに支えあっている漢字ではありませんが、人と同じく自社だけではなく、他の会社と提携することでより強みを見せるものであることは変わりません。
ただ、どのようにして提携先を探すのか、というのはなかなか経営者にとって頭を悩ませるポイントの1つとなるでしょう。
提携先の模索には大きく2つの手法があります。
1つは独自で探すというもの、もう1つは第三者を利用するというものです。
独自で探す場合の方法として、ここでは3つの方法を紹介します。
まず1つ目は、交流会などに参加して他の会社と交流を結び、そこから適切な提携先を探していく、というものです。
こういった交流会というのは相手方も良い提携先を探したい、交流を深めたい、という気持ちがあって参加しています。
そのため、条件さえあえばスムーズに話を進めやすいというメリットがあります。
2つ目は、業界紙等を利用して情報収集をすることです。
自社の事業に良い影響を及ぼしそうな情報が見つかったら直接連絡を入れて提携の打診をすることになります。
ただ、このようなものに掲載されている、ということは自分達だけではなく、より多くの人の目に止まっているということでもあります。
急いで連絡をしないと先を越されてしまうこともあるでしょう。
そして3つ目はインターネットを利用して探す、というものです。
今や多くの企業がインターネット上に自社サイトを構えるようになりました。
これらを利用して情報を収集し、提携先として適切な相手を探す、という方法です。
第三者を利用する場合
では次に、第三者を利用して提携先を探す場合の方法について紹介します。
まずは、公設試の研究者に打診する、というものがあります。
そこで直接見つけることが出来ずとも、他の研究機関とのルートを開拓することが可能になるケースもあります。
他には、中小企業地域本部等を利用して事業相談を行うのも1つの方法となります。
専門のアドバイザーによる提携先紹介などを得られる可能性もあります。
独自路線と第三者路線、どちらかだけではなくどちらも利用すると良いでしょう。
多くの提携することが重要とは限りませんが、情報は多いほど良いのは間違いありません。